2018年12月13日木曜日

二八宿

番号宿名和名距星の現在名現在の固有名
東方蒼竜七宿
 1角(かく)すぼしおとめ座αスピカ
 2亢(こう)あみぼしおとめ座κ 
 3(てい)ともぼしてんびん座α 
 4房(ぼう)そいぼしさそり座π
 5心(しん)なかごぼしさそり座σアルニヤト
 6尾(び)あしたれぼしさそり座μ1 
 7箕(き)みぼしいて座γアルナスル
北方玄武七宿
 8斗(と)ひつきぼしいて座ψ 
 9牛(ぎゅう)いなみぼしやぎ座βダビー 
10女(じょ)うるきぼしみずがめ座ε 
11虚(きょ)とみてぼしみずがめ座β サダルスウド
12危(き)うみやめぼしみずがめ座αサダルメリク
13室(しつ)はついぼしペガサス座α マルカブ
14壁(へき)やまめぼし ペガサス座γ アルゲニブ
西方白虎七宿
15奎(けい)とかきぼしアンドロメダ座ζ 
16婁(ろう)たたらぼし たたみおひつじ座βシェラタン
17胃(い)えきえぼし こえきぼしおひつじ座35
18昴(ぼう)すばるおうし座17エレクトラ(プレアデス星団)
19畢(ひつ)あめふりぼしおうし座ε
20觜(し)とろきぼしオリオン座ψ1メイサ
21参(しん)からすきぼしオリオン座δミンタカ
南方朱雀七宿
22井(せい)ちちりぼしふたご座μデジャト・ポステリオル
23鬼(き)たまほめぼし たまおのぼしかに座θ 
24柳(りゅう)ぬりこぼしうみへび座δ 
25星(せい)ほとおりぼしうみへび座αアルファルド
26張(ちょう)ちりこぼしうみへび座ν1 
27翼(よく)たすきぼしコップ座αアルケス
28軫(しん)みつかけぼし からすぼしからす座γゲェナー

暦と星のお話
http://www.geocities.jp/planetnekonta2/index.html





二十八宿
月はある恒星に対して27日7時間43分(恒星月)で天球上を一周します。
このため古代中国で月の1日の移動量にあわせて、天球を27または28等分した星座が作られました。
これを二十八宿といいます。
多分4等分できる28が選ばれたのでしょう。
またヨーロッパでも同じ発想で月の4分の1の7日を1週間とする考えが出てきたと想像されます。
二十八宿はほぼ天の赤道に沿ったところに配置されていて東西南北それぞれ七宿に分類されています。
そして各宿の基準となる恒星を距星(きょせい)といいます。
二十八宿にはそれぞれ吉凶があるのですが、ここは運勢を占うサイトではありませんので記載しません。
図は長久保赤水の「天文星象図」(1824)に記載されている二十八宿図です。(国立天文台所蔵)

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